機能性食品素材・アグロバイオ研究部門

部門概要

機能性食品素材・アグロバイオ研究部門

農場から体内までを網羅した食の安全・安心科学の創成

異常気候による農産物の生産性低減や「生活習慣病」の増加が深刻な社会問題となっている実情に鑑み、これらを解消・予防する目的で使用される「機能性食品」の機能性に関するさまざまな研究を展開しています。農畜水産物とその加工食品素材のミクロからマクロレベルの多岐なる動態を十分に考慮に入れて、3つの研究グループを設置し、画期的な農産物の生産技術や真にヒトに実効する機能性食品の開発を目指して研究に取り組んでいます。

安定した食料生産・健康社会の実現

研究グループ

アグロバイオ研究グループ

シロイヌナズナや葉物を用いて植物バイオマス増産に役立つ新規の植物活性化物質、ストレス耐性向上剤の探索と分子機構の解明、オルガネラ機能の植物生理学的な解析、イネやコムギで「食」資源としてだけでなくバイオリファイナリー資源としても活用できる新系統の開発等を農学、理学、工学研究科との連携で行っています。

メンバー

宇野雄一 教授、金丸研吾 准教授、田岡健一郎 特命准教授

機能性食品素材腸内動態研究グループ

ヒト腸上皮由来培養細胞と免疫担当細胞の2層で構成される小腸モデル、および単槽連続嫌気培養によるヒト腸内細菌叢モデルを構築し、これらを用いてヒト介入試験に先立つ食品素材のヒトでの機能性を効率よくプレ評価することを本学農学研究科の食の安全・安心科学センターおよび医学部消化器内科等と連携して行っています。

メンバー

水野雅史 教授、白井康仁 教授 、福田伊津子 助教、佐々木大介 特命助教

機能性食品素材体内動態研究グループ

生活習慣病予防の観点から、多面的に食品成分の機能性と安全性を培養細胞、動物実験、ヒト介入試験で評価するとともに、関与成分の体内動態解析も実施します。
さらに、農畜水産物の加工による有効性の評価も実施することで、特定保健用食品や機能性表示食品の開発に繋げる研究を行っています。

メンバー

芦田均 教授、本田和久 教授、橋本堂史 准教授、 山下陽子 准教授

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